墓石の地震対策② 耐震ボンド

前回の続きです。地震で被害の大きかった松本市並柳霊園で、当社が建立した墓石の写真です。

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左下の写真の墓誌が傾きましたが、それ以外は地震で石が動いた形跡はありませんでした。
さて、墓石の地震対策というと幅広くあり、石材店ごとそれぞれおすすめがあるとは思いますが、大きく分けて3つに分けられると思います。
① ボンド(接着剤)で石と石を接着して固定するタイプ
② 金具でできた芯棒などを使って石と石をつなぐ「金具」タイプ
③ ライセンス形態で販売され一部の石材店でのみ取り扱われている「クッション」的なもの
価格でいうと、おそらく①<②<③ の順で値段が高くなるのではないでしょうか。
②の金具タイプでも金具をたくさん使えば、値段が高くなるかもしれません。
さて、上記に掲載した当社の石塔(○○家之墓などと刻まれている部分の石)は、①のボンドを使用しておりました。それ以上の地震対策はしておりません。つまり、石と石の継ぎ目は、基本的に、このボンドで接着しているだけです。
※石塔以外の部分で、継ぎ目に金具を使用している箇所がございます。それについては、次回以降でお話します。
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ホームセンターでもこれに似たようなボンドは販売されているとは思いますが、似ているだけで内容は異なるようです。
当社としては、地震対策としてはもちろん、長野県は寒冷地でありますので、冬の凍みで石が動かないように、標準仕様として、このようなボンドを使用しております。
地震でも、100年に一度の大地震といわれる「東日本大震災」のケースと、今回の松本の地震のようなケース、いろいろあるとは思います。しかし、まず最低限の地震対策は「ボンド」、これに尽きるのではないでしょうか。
実際、他の石材店様で建立した墓石を見ても、近年建立された墓石は当然のように、ボンドで接着されていました。ボンドで接着してあれば、少なくとも石塔は、倒れていなかったと思います。
次回以降は、ボンド以外の地震対策について検討したいと思います。

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