精進料理

お彼岸は自分自身が修業に励む時期ですので、
精進料理は代表的な食べ物になります。
丁寧な作法としては、お彼岸の期間中は
毎日一汁一菜か一汁二菜のお膳をお供えし、
彼岸の中日(春分・秋分の当日)は
一汁三菜をお供えします。
仏教では殺生を禁じていますので、
「三厭（さんえん）」と呼ばれる
獣・肉・魚は避けます。
また「五葷(ごくん)」と呼ばれる
ニンニク・タマネギ・ネギ・ニラ・ラッキョウなども
避けるべきとされています。

そば・うどん

お彼岸の時期は季節の変わり目でもあるので
体調を崩すことが多く、
弱った胃腸を整え内臓をきれいにする食べ物と
いわれています。

天ぷら

魚介類の入った天ぷらは避けます。
野菜やきのこを揚げたものを
「精進揚げ」と言います。
春彼岸にはタラの芽やたけのこ、
秋彼岸にはきのこやナスなど
季節に合った食材を使うことがおすすめです。

お赤飯

彼岸の入りにおはぎ・ぼたもちを、
彼岸の中日にお赤飯、
彼岸明けには明けだんごを供えるという風習
に由来します。
小豆の赤い色は魔よけの色であり、
お赤飯も魔よけの食べ物として
お彼岸に食べることが多いです。

寿司

ちらし寿司や五目寿司、
いなり寿司もお彼岸の代表的な食べ物のひとつです。

故人様の好きだったもの

故人様の好きだったものを召し上がることで、
思い出話などで会話も盛り上がります。
また作る過程でも故人様を思い出す良い機会にもなり、
立派なご供養となります。

穂高店　T