えっ...!そうなの...? 《カロート》|お墓の吉祥 長野県佐久市

~他の意味が…~

ご来店頂いたお客様から
「カロートを出て新しくお墓を建てようと思って...」
「今はカロートなんだけど...」
と〈カロート〉という言葉をよく聞きます。

佐久地域では、〈カロート〉はとても聞きなじみのある
言葉です。

しかし、その意味は他の地域とは少し異なるようです。

~“カロート”って?~

一般的にカロートとは、お墓の納骨室のことを言います。
「唐櫃」(からうと)が転じたもので棺という意味で用いられて
いたようです。

地上タイプと地下タイプがあり、地上タイプを丘カロートとも
呼びます。

 〔地上タイプの墓石〕

     

〔地下タイプの墓石〕

      

~佐久地域では...~

本家を中心に一族で建てたお墓そのものを〈カロート〉と
呼びます。
一緒に建立した軒数分それぞれの墓誌が墓石の両側に
建てられています。
それぞれの墓誌には、建立した時のその家の建立者の名前で
「○○家」と彫刻されています。

最近は、代替わりして時間の流れと共に家と家とのお付き合いが
減ったりする中で、カロートを出て自分の家だけでお墓を建てる
ケースも増えて来ました。

もちろん、新たに一族でカロートを建てるケースも、年数が経って
傷んだカロートを維持するため改修するケースもまだあります。

どのケースも先祖や故人をとても大切に想う気持ちが
伝わってきます。
その気持ちに時代は関係ないと感じています。

お墓を移したい、傷んだところを修理したいなどお墓のことで
お悩みのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

執筆者:佐久店K

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