以前お建てしたお客様がお亡くなりになり、
生前自分が亡くなったら神道へ宗旨替えして欲しいと
仰っていらしたとの事で、今回宗旨替えを行いました。
― 目次 ―
墓石・墓誌
変更前の墓石
（以前紹介しております）
墓石（和型）で、「南無阿弥陀佛」など御念仏やお題目が彫刻されていれば変更の必要もあります。
（○○家奥津城又は○○家奥都城と彫刻するのが一般的です）
今回は洋型墓石で元々○○家でしたので変更の必要無しということに。
お戒名も謚（おくりな）に変更になりますので
墓誌は今回新調致しました。
※仏教では仏の弟子になったという意味で戒名を付けますが、
神道では亡くなると謚（おくりな）を付けます。
（画像ではお施主様のご意向で表題が「墓誌」になっておりますが、
「霊標」などと刻む場合もあります。
神徒壇・霊璽(れいじ)
仏壇をお持ちの場合は神徒檀に変更します。
今回のお客様は仏壇をお持ちでなかったので神徒檀を新しく用意致しました。
又、神道で亡くなった方を供養するために仏教でいう位牌にあたる霊璽(れいじ)を作ります。
仏教・神道それぞれ特徴がある
地域柄、宗派によって違いはありますが、神道は仏教系よりシンプルであるとか、
費用面の負担も少ないし馴染みやすいという声は多い感じがします。
（あくまで宗旨替えした方から聞いた個人的感想です）
仏教・神道それぞれ特徴がありますのでご自身に合った宗旨で行かれるとよろしいかと思います。
（おまけ）
全国の神社と寺院数を比べると
神社が81000社以上
寺院が約77000社程と神社の方が多い様です。
日本では最近、無宗派で、という方も少なくないですが、
世界的には無宗派というのはあり得ない位の話の様なので、宗旨についても色々考えてみるのも有りなのではないかと思います。
