お墓に行くのが大変…墓地を買い取ってくれないか。

お墓ごと墓地を引き取って欲しい

以前ご来店されたお客様です。あるお寺の墓地に新しくお墓を建てました。ところが山の上にある為、お墓掃除に行くのがとても大変とのこと。建てたお墓も含め墓地ごと買い取ってくれないかとご相談を受けました。お寺の墓地。まだどなたも納骨されていないお墓。買い取ることはできるのでしょうか…?

― 目次 ―

墓地を買い取ってくれないか。お墓も一緒に。

あるお寺の墓地に新しくお墓を建てたものの、山の上にある為お墓掃除に行くのが大変で、もっとお参りしやすい場所に新しくお墓を建てようと思っている。今の墓地解約して墓じまいをしたい。だからお墓ごと買い取って欲しい。とご年配の方がご来店されました。
まだどなたも納骨されていない。建ててから数年は経っているものの、日頃からまめにお墓掃除を行っている為状態もキレイ。ですが、お墓ごと墓地を買い取るなんて出来るのでしょうか?

お寺の墓地は買取れない

いま所有している墓地が不要だから買い取って欲しいというお問い合わせを頂くことがあります。以前にも今回のご相談者と同様で、お寺にある墓地なんですが買取ってもらえるのかというお問い合わせがありました。
個人所有の墓地や地区の共同墓地は、まれに所有権として個人のものとなっていることがありますが、お寺にある墓地はお寺の持ち物の為他人に譲渡することはできません。いらなくなってしまった墓地はお寺に還さなければならないのです。
ということは、今回の場合「墓地を買い取ることはできない」という結論になります。

お参りしやすい霊園を新たに契約

お寺の墓地は買取れませんというお話をしたところ、だったらいっそのことお参りのしやすい霊園で新たにお墓を建てよう。ということに!
自宅から近く設備も整っており、今後も安心してお参りができる霊園を契約し、立派なお墓を建てられました。
手放したかったお墓はどうなったかというと…ご相談者のご親戚がお墓を建てようと考えられていたそうで、お墓の石塔の文字もちょうど“先祖代々之墓”と彫刻されていた為、墓地の永代使用権の名義変更をしお墓自体はそのご親戚が買い取ってくれることになったそうです。

買い取れる墓地・買い取れない墓地

一般的に「墓地を買う」という場合、「永代使用料」を支払うことによって、墓地区画の永代使用権を取得するということになります。
つまり墓地の所有権というものは、寺院あるいは霊園の運営主体に帰属し、墓地購入者は墓地の所有権を取得するのではなく、墓地の「永代使用権」を取得するということなのです。
「永代使用権」は、あくまで墓地としてのその土地を使用できる権利です。土地自体は墓地の運営主体であるお寺や霊園から借りているものにすぎません。
ということは、永代使用権を他人に転売したり転貸することはできないのです。
ただ、前述したように個人名義になっている墓地や地区の共同墓地の一画でも所有権とした形態となっているケースもあり、そういった場合は墓地を売却することが可能です。
お寺や霊園、もしくは市区町村が管理している墓地は、転売や売却ではなくその運営主体へ墓地を「返却」するということになります。

いらなくなってしまった墓地があるけどどうすればいいのか…。その墓地は霊園の墓地なのか、お寺の墓地なのか、個人所有の墓地なのか等をどういう形態の墓地なのかを明確にしておくと、いざとなった際に慌てずに対処できると思います。

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